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パリに来てからというもの、現地に住むパリ市民によく言われるのが
「なんでパリに来たの?怖いでしょう??」という言葉。
私自身は日本にいて交通事故で死ぬ可能性よりパリに住んでいる間にテロに遭って死ぬ確率の方が全然低いでしょう、くらいの気持ちで来たのですが。
パリ市民にはまだテロの恐怖が心に深く残っていることを感じます。
パリで起きたテロを振り返るとともに、私なりにこちらに住むうえで注意している点についてお話していきたいと思います。
Contents
2015年にパリで起きたテロ事件
2015年、無差別の連続テロ事件がパリ市内で起こりフランス大統領は国家非常事態宣言を発令しました。日本でも大きくニュースとして報道されたテロ事件を下にまとめていきます。
シャルリー・エブド本社襲撃
シャルリー・エブドとはフランスで風刺週刊誌を発行している会社で、政治や宗教など様々な分野を挑発するような風刺画を数多く掲載してきた会社だそうです。
預言者ムハンマドを題材にした風刺画も度々掲載し、イスラム過激派を刺激。
この事件で死亡した漫画家も幾度となく殺害予告を受けており、警察庁局の保護下にあったそうです。
パリ同時多発テロ
まだ記憶に新しい、パリで起きた同時多発テロ。2015年11月13日に起こり、132名が死亡したというニュース。日本で見て大きな衝撃を受けたのを覚えています。
同時に起きたテロ事件は次のようなものでした。
- ドイツとフランスの親善試合が行われていた競技場で爆発事件
- ルカリヨンというカフェバーとルプチカンボジというレストラン、カーザノストラという人気ピザ店で銃撃
- ラベルエキップというカフェで銃乱射
- コントワールヴォルテールというカフェで犯人が爆弾で自爆
- 米国バンドのコンサートライブが行われていたルバタクランで犯人が銃乱射。
- マクドナルドで犯人が爆弾で自爆
これら全てわずか35分の間に起こった出来事だったそうです。
実際、一番多くの死傷者が出たコンサートライブ会場で働いており、テロ現場に居合わせたという人に話を聞く機会があったのですが
「次は自分が殺されると思った。無我夢中で逃げた。」
というようなことを言っていました。
また、私の仕事先にいる方が以前働いていたお店の常連さんでよく顔を合わせていた方もこのテロ事件で亡くなってしまったとのこと。
パリに来て間もない私の交友関係なんてまだまだ狭いと感じるのですが。意外と身近なところにテロで悲しんでいる人たちがいる、ということに驚きを隠せませんでした。
パリで起きたテロ事件の場所
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パリの同時多発テロ事件の発生箇所。これらはすべてパリ市内の北東で起きました。
私がパリに来て家探しをした際、在住者から「18区、19区、20区」に住むのは避けたほうがいい、と言われたことがあります。パリ市内は大きく20個の区画に分かれているのですが、この18、19、20区はテロ事件が起きた北東に位置するエリアであり、移民が多く治安が悪いと言われているエリアです。
友達でこのエリアに住んでいた子がいたのですが、やはり治安が悪いということで早急に引っ越しをしていました。また、街を歩いていて圧倒的に声をかけられやすい(知らない人に声をかけられることは治安的にあまり良いことではありません)のもこのエリアだったりします。
テロに巻き込まれないようにするには?
パリの北東エリアにはモンマルトルの丘やバゲットコンクールで優勝したパン屋さんなどもあるので訪れたいのは山々です。
ですが私はなるべくこのエリアには近づかないようにしています。テロがいつ、どこで起こるかなんてわかりませんが発生場所が偏っている時点でテロが以前起きた場所には極力近づかない、というのが私なりの身を守る対策です。
また、テロ事件後多くの観光場所やデパートでは入念な荷物検査を実施しており銃を持った兵士が街中をうろうろしているのを見るのも見慣れたもの。
テロが沢山起きた時点で国の警備が格段に厳しくなったのは言うまでもないことでしょうし、ある意味銃を持った兵士がうろうろしていることにも「市民の安全を守ってくれているんだ」と安心感を覚えなければなりませんね。
個人的な考えでしかないのですが、何度もテロ被害に遭った国だからこそもう当分は大きなテロ事件は起きないのではないのではなかろうかと。国の力を駆使して未然にテロ事件を防いでくれているのではないかと願っています。
まとめ
2015年に立て続けにフランスでテロ事件が起こったのはまだ記憶に新しいですね。現地の人々の心にも大きな傷を残していることを感じます。
これらのテロ事件が起こったのはパリの北東エリア。自分なりの対策としてこのエリアには極力足を踏み入れないようにしています。テロ事件が起きた後圧倒的に警備力が強化されたフランスですが、今後このようなテロ事件が起きないことを祈るばかりです。
フランスのスリやその対策についてはこちらの記事で紹介しています。是非読んでみてください!↓
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