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フランスに行った際に是非とも訪れてほしいのがカフェ。
パリ市内には至る所にカフェがあるのですが、フランス人は皆それぞれにお気に入りのカフェというものが存在するそうです。実際に訪れてみると毎日のように来ているであろう常連さんたちがギャルソンや店主と親しそうに話す光景をよく目にします。
コーヒー一杯でのんびりと過ごしてみるのも良し、朝食を食べたりアルコールを注文してみんなでお喋りするのも良し。私はよくコーヒー一杯と軽食を注文して1日中カフェに入り浸って勉強したりしていました。
フランスのカフェってどんな形でも利用でき、いつでも暖かく受け入れてくれるとっても素敵な場所なんです♪
今回はそんなフランスのカフェ利用について紹介していきたいと思います!
17世紀に1軒のカフェが登場してからというもの、上流階級の社交の場や学生や画家の議論の場としても利用しされてきたカフェ。現在市内には6000軒ほどあるともいわれており、市民の生活に寄り添ったなくてはならないものとなっています。
カフェでのマナー
是非ともそんなフランスのカフェを使いこなし楽しんでほしいところではあるのですが、日本人としては馴染みのないようなマナーがいくつか存在します。
それを知らずに利用してしまうとお店の人や周りのお客さんにも不快感を与えてしまうことに。そこでまずはフランスのカフェでの振る舞いやマナーを紹介していきたいと思います♪
- 入店
まず1番大事なのが、入店時の挨拶!日本の場合は「こんにちは~!」と言ってお店に入ることはほぼないと思いますが、フランスの場合は「Bonjour(ボンジュール)!」と言って店に入らなければマナー違反とみなされます。
フランス人の接客態度が良くなかった!という日本人観光客の話をたまに聞くことがありますが、その原因の一つとして無言でお店に入っていることが挙げられると思います。
お店に入ったらまずは挨拶!といった心構えはフランスでは本当に大事なことなんです。
- 席を決める
慣れない感じで行くと店員さんが席を案内してくれることも多々ありますが、基本的には自分の好きな席に着席します。また、カウンターでの立ち飲みができるカフェもあり、その場合は席に座るよりも€0.50ほど安い値段でコーヒーを飲むことができます。
食事の時間帯になるとテーブルクロスが敷かれた席は食事をする人用、何も敷かれてない席は飲み物だけの人用で分けられたりするので、席を決める前に店員に食事をするかどうか尋ねられるかもしれません。
その場合は焦らずに英語、フランス語、またはジェスチャーでも大丈夫なので自分の意思を伝えましょう♪
- 注文
カウンターでは店員さんと目が合ったら「Un cafe S’il vous plait!(アンカフェシルブプレ)(コーヒー一杯お願いします)」などと注文してみてください。カウンター利用は常連さんも多いので、話しかけられてちょっとした会話で盛り上がることができるかもしれません♪
テーブルに座った場合は店員さんが注文を聞きに来てくれるのを待ちます。基本的にフランスでは待ちの姿勢が大切であまり忙しく動き回る店員さんを呼び止めるということをしません。
ただ、どうしても時間がない時などは「S’il vous plait!(シルブプレ)(すみません!)」などと呼び止め注文しても大丈夫です。
- お会計
ヨーロッパではテーブルでお会計をするのが普通です。また、カフェの場合は大抵担当が決まっているので、注文を聞き料理を持ってきてくれた店員さんにお会計をしなければなりません。
私は何度か担当者さんの顔を忘れ他の人を呼び止めてしまい、ちょっと待ってて!!と担当者さんを連れてきてもらったこともあるのですが(ごめんなさい)
基本的には顔を覚えておき、その担当者さんにお支払いをするようにしてください。「L’addition s’il vous plait.(ラディションシルブプレ)(お会計お願いします)」というとレシートを持ってきてくれます。
レシートを持ってきてくれたタイミングでカードかお金を渡せば待たされることもなくスムーズです。お釣りはきっちり持ってきてくれるのでもしチップを渡したい場合はテーブルの上に置いて店を出てください。
また、お釣りが出ない場合はお会計分のお金をテーブルの上に置いてそのまま店を出ても問題ありません。その場合ちもょっとしたチップを上乗せしておくと店員さんが喜んでくれます。
ただ、アメリカのようにチップは絶対!!という感じではないので気持ちよく接客してもらった時に€0.5~2程上乗せして支払うくらいの気持ちで良いと思います。
- 退店
退店するときも基本的に「Merci!(メルシー)(ありがとう)」と言って店を出ます。
私がレストランで接客をして働いていた時も、わざわざ私のところに来て丁寧にお礼を言ってから店を出ていく方もいて。日本人の私からしたらとっても嬉しいこととして印象に残っているのですが、退店時はお礼を言うということがフランスでは普通のことだったりします。
日本人としてはちょっと恥ずかしかもしれませんが「メルシー!」と担当してくれた店員さんに聞こえるように言ってから店を出ると良いかもしれません。
おすすめ有名カフェ
いざカフェに行く!といっても6000軒もあるとどこに行こうか迷ってしまいますよね?そんな時は是非カフェ・ド・フロールを訪れてみてください!!詳しく書かれた記事はこちら↓
歴史ある有名なカフェが立ち並ぶ通りとしても有名なサンジェルマン・デ・プレ通りにあるカフェ・ド・フロールは創業1887年。文化人や哲学者に愛され、その議論の場としてよく使われていたそうです。
テラス席に座ればフランスの街並みや道行く人を眺めながらのんびりすることもできますよ♪
カフェのメニュー全てわかりますか?
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メニューに並んでいる沢山の飲み物や軽食。もちろん日本語メニューが置いてあるところは稀でほとんどのカフェはフランス語メニューのみ、またはフランス語&英語メニューしか置いていません。
日本で普段あまりカフェを利用してかなかった私はたとえ日本語で書かれていたとしてもその飲み物がどんなものなのか、というのが全く分からず。最初のころは注文にとても手間取ってしまいました。
ここではフランスのカフェで注文をする際の参考になるように定番メニューの一部を紹介していきたいと思います!是非これを参考に食べたいものを注文してみてください☆
パリのカフェ定番メニュー(飲み物編)
カフェ・エクスプレス(Cafe Express)
Un cafe(アン カフェ)と注文するとこちらがでてきます。カフェの定番中の定番、エスプレッソ!とっても苦いのですが、これを飲むと頭もすっきりしてやる気も出てきます。日本では飲む人もあまりいないかもしれませんがフランスでは毎日飲むという方も多いはず。フランスに来たら是非エスプレッソを堪能してみてください☆
カフェ・ノワゼット(Cafe Noisette)
エスプレッソの中に牛乳を入れたもの。ちょっとまろやかになり甘みも出るためとても飲みやすいです。ミルクが別にポットで出てくることもあるのでその時は調整しながら好きなだけエスプレッソに混ぜて飲んでみてください!
カフェ・クレーム(Cafe Creme)
いわゆるカフェオレのこと。エスプレッソの中に泡立てたミルクが入れられて出てきます。日本でもおなじみの為こちらも飲みやすいと感じる方が多いと思います♪私もよくカフェ・クレームを注文していました。
カプチーノ(Cappuccino)
エスプレッソに泡立てたミルク、そしてシナモンを加えたものです。日本のカプチーノと同じもので味もほぼ同じような感じです。
ショコラ(Chocolat)
日本でいうココアのことなのですが、味は全然違います!!とっても濃厚で甘いココアは寒い冬に飲みたくなってくる一品!!有名店でのココアはさらに格別美味しいと感じました。パリに来たら是非美味しいココア、味わってほしいです♪
カフェ・ヴィエノワ(Cafe Viennois)
いわゆるウインナーコーヒーのことです。カップから溢れんばかりのたっぷりのクリームが載っているのが特徴的。今はやりのインスタ映えを目指すならこちらの注文をおすすめします☆
テ(The)
「テ」とはフランス語で紅茶のこと。紅茶と言えばイギリスかもしれませんが、フランスにも有名な紅茶ブランドが存在しとても美味しい紅茶をいただくことができるんです♪日本と水が違うこともあり、またいつもと違った風味の紅茶を味わうことができますよ!
マンタ・ロー(Menthe a l’Eau)
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ミントのシロップを水で割ったミント水のことです。夏場などに飲むとさっぱりとして良いかもしれません。
シトロン・プレッセ(Citron Presse)
搾りたてのレモンに水や砂糖を入れて飲みます。カフェに行くと意外とこちらを注文している方が多かった印象です。私は結局一度も注文しなかったのですが、どんな味がするのか、気になるところです。
ペリエ(Perrier)
炭酸の入ったミネラルウォーターのこと。レモン入りのグラスや氷入りのグラスと一緒にボトルを出されることが多いです。
ヴァン(Vin)
ヴァンとはフランス語でワインを指します。フランスに来たからにはワインを飲みたい!とういう方はこちらを注文してみてください☆ちなみに赤ワインは「Vin Rouge(ヴァンルージュ)」、白ワインは「Vin Blank(ヴァンブラン)」です♪
ヴァン・ショ(Vin Chaud)
ヴァン・ショとはホットワインのことを指します。冬の間に行われるクリスマスマーケットの大定番でもあります!
ビエール(Biere)
ビエールとはフランス語でビールのこと。小ジョッキが良い方は「Un demi(アンドミ)」と注文してみてください。フランスの銘柄のビールを飲みたい方は是非ビエール頼んでみてくださいね!
パリのカフェ定番メニュー(軽食編)
クレーム・カラメル(Creme Caramel)
カスタードプリンのことなのですが、ヨーロッパは日本と牛乳も異なるためとても濃厚かつカラメルの苦さが良い感じにマッチしてとっても美味しいんです!
クレーム・ブリュレ(Creme Brulee)
フレンチの定番デザートであるクリームブリュレ。温めた焼きプリンはこちらもとても濃厚で美味しすぎます。私は一時期このクリームブリュレにはまり毎日のようにカフェに食べに行っていたこともありました。
ムース・オ・ショコラ(Mousse au Chocolat)
デザートの定番中の定番、チョコレートムース☆こちらのムースも日本のものと比べ、とても濃厚です。デザートといえどこれだけで満腹感で満たされるような感じです。
タルティーヌ(Tartine)
フランスの家庭での一般的な朝食です。シンプルにバゲットにバターやジャムを塗って焼いたものなのですがさすがフランスといったところ。バゲットもバターもジャムも美味しすぎるので食べているだけで幸せな気分になってきます。
サラド(Salade)
サラドとはフランス語でサラダのこと。ドレッシングの代わりにオリーブオイルをかけて食べるフランスのサラダ、とても美味しいので是非食べてみてほしいです♪
クロック・ムシュー(Croque Monisieur)
パンにハムとチーズを挟み、上にチーズを載せて焼き上げたものです。ブランジェリーでも購入できますし、フランスでは定番メニューとなっています。
キッシュ(Quiche)
サクサクのタルト生地が特徴的なキッシュ。様々な種類のものがあるのでいろんな味を楽しむことができるのが嬉しいですね♪
オムレット(Omellette)
ふわふわの卵の中にチーズやジャガイモなどの野菜が入っていてとても美味しいです!いわゆる日本のオムレツとなのですがケチャップをかけるという文化はありません。
ステーク・フリット(Steak Frites)
フライドポテトがたっぷりついたステーキです。一度親がフランスを訪れた時にこちらを注文したのですが、こちらについてきたフライドポテトの美味しさに感動していました。フランス人はかたい肉を好むため、ステーキ肉に関してはちょっとかためのことが多いです。
まとめ
パリのカフェはフランス人の生活に欠かせない存在となっています。コーヒー一杯を注文してのんびりと過ごしたり友達と会って食事を楽しんだりと、その用途も様々です。
カフェでのマナーや振る舞い方をわきまえつつ、是非カフェを訪れてみてください♪お勧めの場所はカフェ・ド・フローラですがご自身でお気に入りの場所を見つけるのも良いかもしれません。
注文時は上記で紹介した定番メニューを参考にどうぞ♪
フランス滞在がより良いものとなりますように☆彡
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